眼精疲労と労災。

現在では、ほどんどの仕事でパソコンやスマホなどを常時使用することが当たり前となってきています。しかし、このように画面を見続けるということは目にとっては大変な負担になるのです。

眼精疲労仕事だから仕方ないというのありますが、限度を超えすぎてしまうと目の疲れ(眼精疲労)だけではなく、そこから頭痛や吐き気、肩こりなど全身に異常が出ることもあります。酷いときは日常生活にま支障をきたす事態にまでなることもあります。

ところで、社会で働く労働者には労働災害保険を受ける権利なるものがあります。簡単にいえば労災保険は、仕事中(通勤中も含む)に発生した事故や災害にあった、怪我をした場合にはその治療費が支給されるという制度です。

当院は眼科ですが、仕事中に目の中に異物が入ったとか、殴打したとかで労災扱いで受診されるケースがあります。

しかし、パソコンの画面に丸一日むかいあって仕事。忙しさから休憩もほとんどとれずに重度の眼精疲労に陥ったという場合、労災扱いになるのでしょうか。

実際問題として難しい判定になるかとは思いますが、全ての原因が仕事に起因して起きた病気ということが認定されれば「労災扱い」になるようです。個々のケースにおいて協議された上で、眼精疲労でも労災認定なされた事案も過去を調べてみるとやはりあります。

ただ、このような状態になる前に「疲れたな」と思った時点で休息ができると良いのですが。会社側も労災で揉め事になるより、労働者に少しでもよいから休憩を認めるほうがよっぽど生産性があるように思えます。皆様、ご自身の目は大切にしてくださね。

目の疲れやすい人が選ぶ2ウィークデュオ

現代人にとっては目の疲れというのはどの方にも起こりうる症状の一つです。遠近両用となると、老眼が始まった方に使用されるものとされますが若い方が使う際にはどうもネーミングが気になる・・・という方もいらっしゃいます。

2ウィークデュオですが、パソコン作業やスマホを含め手が届く範囲の距離を見ることが増え、目の調節力を酷使しながら生活をされているという患者さんも多いのです。近くの距離を見続けることは、自律神経がうまく働かなくなることもあり身体に様々な影響を及ぼします。目の疲れのほかにも、頭痛や肩こり、ひどいときは吐き気までという事もあります。

PCメガネはいかがとお勧めはするも、仕事中だけはコンタクトレンズだという方もやはりいらっしゃるので、そういった場合はメニコン社より「2ウィークデュオ」という製品があることをご紹介しています。
2WEEKデュオ
遠くの見え方はそのまま、手元にピントを合わせるときの手助けをしてくれるような見え方を実現しています。

実際に使用してみると、見え方そのものは変わりません。しかし、夕方以降の”目の疲れ具合”という点ではいつもより楽になるはずです。

パソコンに向き合う社会人の方はもちろんですが、受験勉強をされている学生の方にも使っていただけるものと考えます。

目の疲れには、温めるor冷やす?!

目の疲れ現代人の抱える目のトラブルに「疲れ目」は切っても切れない症状です。ここで、目が疲れた!と思ったときに、目を「温める」べきか「冷やす」べきか、どちらが効果的でしょうか。

疲れ目の軽減という意味ではどちらも正解なのですが、1点だけ気をつけていただきたいのは逆効果にならないようにするということです。

目を温めると、血流が改善して緊張がほぐれます。また、マイボーム腺から分泌させる脂が目の表面を潤します。温めることによって起こるメリットです。しかし、炎症や充血を起こしている方が行うとかえってこれらの症状を悪化させますので、この場合は冷やす方が得策です。

ただし目に起きている症状や状態、持病などによっても「温める」「冷やす」のどちらが良いのかも変わってきますので、眼科医に相談してみるとよいでしょう☆

糖分の取りすぎは、目にも影響アリ!

クリスマスケーキ明日はクリスマスです。クリスマスケーキの準備はOKでしょうか?!適量を食べる分には全く問題はありませんが、ついつい食べすぎ!!なんて事のないよう、ご注意ください。

ケーキを食べて”体重”のことは気になっても、”目”のことまではなかなか気が回らないと思いますので、「何故ケーキの食べすぎと目が関係あるのでしょうか?」というテーマにしてみます。

ケーキに含まれるような糖分(砂糖)を多量に摂取しすぎてしまうと、目の健康バランスが崩れるといわれています。これは糖分が体内で代謝されるときに、ビタミンB1を消耗させることによって起こります。このビタミンB1こそ、 皮膚や粘膜を正常に保ち、目の疲れを軽減させる働きをしている目の立役者なのです。また、視神経の働きも強化させるといいます。

糖分を取りすぎることによって、糖質代謝にビタミンB1が使われてしまい、目の健康を維持するための栄養素が不足してしまうのです。(他にも、ビタミンB1が不足すると体調不良やイライラ、胃腸の働きの低下などが起こります)美味しそうなケーキも、腹八分目で我慢~☆がちょうど良いでしょうか。

また、糖分を摂取するなら、ビタミンB1を多く含む食品も一緒にとることを考えてみるとよいでしょう。ビタミンB1は「豚肉」「レバー」「玄米」「にんにく」などに多く含まれます。積極的に摂取して、バランスを保つように調整してみるのも方法のひとつです。

目が疲れる方は。

「毎日、目が疲れて仕方がない。何か良い薬はありませんか」最近では働き盛りのサラリーマンの方からこのような訴えが多くなったように思えます。仕事にパソコン使用が不可欠になってきたのがやはり原因ではないでしょうか。特にパソコンは、目に対して強すぎるブルーライトよ呼ばれる光を放ち、目に異常を引き起こす原因にもなっています。
パソコン作業

確かに、目が疲れるので薬がほしい。依頼をすれば眼科医からはビタミンAなどを含んだ目薬が処方されると思いますが、それを点眼したからといって治るわけではありません。

例えば、疲れて眠いという人に食事を出しても、食事をとれば少しは回復しますが、あまり症状の改善はみられません。同じように考えて、目の疲れに対しても目薬をという栄養剤を目に与えれば、改善の手助けにはなりますが 全回復までにはほど遠いものです。

では、どうしたら良いのでしょうか?

単純に、「休んでください。目を休めて下さい。」

これが疲れ目には、一番のアドバイスだと思っています。目がすっきりしている状態で仕事に取り組めば、もっと効率が上がるかもしれませんし、また仕事の良い案が浮かんでくるかもしれません。人間ですから、どこかで適度に休憩をしないと体も耐え切れません。薬ばかりに頼らず、うまくコントロールすることも考えてみるのもよいでしょう。

噛むと疲れ目が改善する??

パソコンやスマートフォンの普及で年々、
眼精疲労をうったえる患者さんがとても増えています。
眼精疲労がひどくなると、かすみ目や目の奥の痛み、
瞼の痙攣などを引き起こす場合もあります。

そんなつらい疲れ目を少しでも改善するために、
咀嚼「噛む事」が、疲れ目を改善するという研究発表がありました。
「疲れ目」の原因の一つは、近くの場所をずっと見ることで、
目の筋肉が凝り血流が悪くなるために起こると言われています。
そこで、咀嚼前と咀嚼後の白目の血流を測定したところ、
咀嚼後は咀嚼前に比べ、70%も血流が上がっていることが
わかりました。
その結果、目の筋肉の凝りがとれ、疲れ目が改善効果が期待できるそうです。
また、噛むことは疲れ目の改善だけでなく、
虫歯の予防、口臭の予防、ダイエットにも効果的です。
特に、朝行なうことが大切!!!
朝ごはんはしっかり噛んで食べたいですね。

朝ご飯をしっかり食べるのはちょっと・・・・という方には、
噛むことが大切なので、ガムなどで代用しても大丈夫!!
誰もでも手軽に出来るので、試してみてはいかがでしょうか??

目とあずき。

関東地方は今日、梅雨明けが発表されていましたね!
これからは暑さも本番です。

そんな中、目の健康と夏バテ対策に「あずき」はいかがでしょうか?

 

まず、目にとって良い効果をもたらす食べ物って何?
と聞かれたら、

大抵の方は「ブルーベリー」とお答えになると思います。

 

そこで、ブルーベリーと同じく「目の健康」という面で、
「あずき」
にも同じ力があるということはご存知でしょうか?

そもそもブルーベリーが目に良い!とされているのは
【アントシアニン】という成分が注目されているからです。

アントシアニンは、目の周りの毛細血管の血行を改善し、
眼精疲労を緩和させると言われています。
視力回復効果もあるとも言われています。

あずきの赤い色素こそ、この「アントシアニン」なのです。

 

 

夏バテ予防に「あずき」という理由には
あずきには100gあたり約1500mgの豊富な「カリウム」が含まれています。

カリウムには
●細胞の浸透圧を保つ
●老廃物の排泄を促す

といった作用がありますので、高血圧やむくみなどの予防に
重宝されているのは、周知のとおりです。
慢性疾患などをお持ちの方は、積極的に食べると良いですね!

そして夏の暑さで、大量の汗をかくと、
この生命を維持する役割を担うカリウムが体内から少なくなり
「疲れる」「無気力」といったような夏バテ症状を起こすといわれています。
あずきは、ご飯からデザートにまで
幅広く活用することが出来ますから、食べる機会も
多いのではないでしょうか?

あずきご飯・あずきマフィン・あずきケーキ・あずきクリームパン・あずきようかん
ぜんざい・あずきスープ・・・etc

考えるだけでも食べたくなってきます♪
今日の献立、どうしようかな?!と迷ったら
「あずき」を入れてみてはいかがですか?

眼精疲労に悩むなら、コレステロール値を下げてみよう。

目が重い、疲れる・・・。
こういった症状を【眼精疲労】というのはご存知かと思います。

眼精疲労の原因には、目の屈折力など
さまざまな事が考えられますが、
コレステロール値が高い人は、眼精疲労を起こしやすい!
というのはご存知でしょうか?

では何故、コレステロール値が高いと、眼精疲労になりやすいかというと・・

目のまわりには、多数の毛細血管があります。
この血管を通して、目に必要な酸素や栄養素が送られているわけですが
コレステロールが血中に多い方は
これらの必要成分が目に行き届くのを、コレステロールにより
阻害されてしまうからです。

栄養がたりなければ、疲れやすくなりますね・・

コレステロール値が高いと内科系の病気ばかり
気にしてしまいがちですが、眼精疲労だけではなく、
目では他にも緑内障や糖尿病性網膜症のリスクを高めることにもなります。

 

また、一言でコレステロールといっても
必要なコレステロールとそうでないものがあります。

あまり、体にとってよくない。
いわゆる悪玉コレステロールを増やす食品は摂取に気をつけましょう。
(悪玉コレステロールの正常値は60~120とされています。
少なすぎても、多すぎても駄目です。)

この値をコントロールするには、やはり毎日の食生活での注意が
欠かせません。

特に食べる時に気をつけたいのは
「バター」「チーズ」「脂身」「ベーコン」「ラード」など
お菓子類では
「生クリーム」「チョコレート」 など。
これらは悪玉コレステロールを上げやすい食品にとされています。

 

また、朝食を抜いたり、早食いをしたりするのも
オススメできません! 夜、寝る間際での食事も考えなおすほうが良いです。

 

反対に、食べてもコレステロール値を上げにくいのは
魚介類、大豆、きのこ類、植物性の油(ベニバナ油やオリーブ油など)
などです。

いかがでしょうか?

目に血行不良で、眼精疲労が起きているケースなら改善がみられるはずです。

健康のためにも、コレステロール値を少し見直してみると
良いかもしれません。

VDT症候群

目が重い、疲れるだけでなく「頭痛がする」「元気が出ない」「イライラする」「胃が痛い」「手足がしびれる」

風邪でもないのに、そんな症状が出てしまっている方はいませんか?

もしかしたらVDT症候群かもしれません。

VDT症候群は目の病気といわれていますが、症状は目だけにとどまらず、上述のように全身に出ます。VDT症候群とは、毎日長時間パソコンなどのディスプレイを
見続けるといった作業することにより目や体全体、さらには心に異常をきたす病気で、 テクノストレス眼症とも言われています。

はじめは、疲れているのかなという程度です。しかし、モニター画面などを見続けることにより目の毛様体筋の緊張が続き、目が疲れがひどくなっていきます。また、画面を見ている間は、瞬きをする回数が通常の1/4に減ると言われています。目の表面が乾き、ドライアイ症状を引き起こし目の痛みや視力障害につながることになります。

また、一点を同じ姿勢で見続けることにより血流障害を起こします。血流障害のため、手足がしびれたり体がだるくなったりといった全身に異常をきたす原因をつくります。気分が不快に感じたり感情のコントロールがしにくくなります。

では、このようなVDT症候群にならないようにするにはどうすればよいのでしょうか?

できることは、ともかくこのパソコンなどの作業から解放されることです。そこで簡単に「休憩を入れましょう!」「パソコンなどの画面を見るのをやめましょう」といえども、仕事をなさっている方にそんなことを言っても「無理がある!!」と非難をあびることでしょう。

しかし、「時間を減らす」ならいかがでしょうか。VDT症候群と診断されたら、まず行う治療は目の疲れをとることに限ります。限られた時間ではありますが、休憩時間中や帰宅してからなど リラックスタイムを作り、目を休ませてあげることが必要です。

また、体や心にまで症状が出ている方は治療が長期的になる傾向があります。ご自身では、この程度なと思う作業なども目にとっては負荷が掛かりすぎているという場合もありますから自己判断にたよらず、治療していきましょう。

眼を疲れさせないためにできる事。

昨日の台風はすごかったですね。診療が終わると同時に私たちも、即帰宅しました。今日から早いもので10月です。今年もあと3ヶ月です。

秋はこれといって流行る眼の病気は少ないのですが、家で本を読んだりするような時間が増える傾向にあるため眼精疲労を訴える患者さんが多くなります。眼を疲れさせないようにするために、少し日常生活を気をつけることで改善させるケースがあります。すぐにでもできそうな事を挙げてみます。

1)正しい姿勢で勉強や読書をする。
眼との距離は30㎝は離します。1時間に1回は10分程度の休憩をし、眼を休ませます。

2)照明を適切な明るさに保つ。
照明は明るすぎても、暗すぎても良くありません。通常の蛍光灯スタンドで考えれば20ワット程度が適当とされています。

3)ブルーライトに注意する。
テレビ、コンピューターゲーム、パソコンなどは、特に小休憩をはさみながら行ないましょう。

4)バランスの良い食生活を心掛ける。
食生活は緑黄色野菜など、栄養バランスを考えて摂取するようにします。

5)遠くを見る習慣をつける。
運動や散歩など、近くだけではなく遠くを見るようにする習慣を持つことも、眼の負担を和らげます。

眼に良いことは、できるところから実践してみると良いでしょう。どうしてもつらい場合は、眼精疲労軽減を目的とした目薬を使う方法もありますのでご相談ください。